指名数はキャバ嬢の存在価値を決める
キャバ嬢の世界では、お客さまからいただいた指名の数で存在価値が決まってきます。指名数は、お店側にとってキャストがお店にどのくらい貢献しているのかが、最もわかりやすい形で表れた指標になるものです。
キャストにとっては、指名数が多いほどお店からの待遇が良くなり、稼ぎが増えます。つまり、指名数が増えればキャバ嬢としての存在価値が高まることを意味していて、指名数イコールお店の中での立ち位置というわけです。
指名数を増やすにはキャラを確立させることが重要
若くて見た目の印象が良い女の子は、人気が高くて指名をもらいやすい傾向はあります。でも、ビジュアル的な要素だけで指名をもらえるほど甘い世界ではありません。
たとえば、芸能界でも最初は「ひな壇芸人」のような立ち位置でも、そこで埋もれてしまうようでは注目されませんよね。他とかぶらないオリジナルのキャラがないと、見ている人の印象に残りません。
キャバクラでも同じで、自分のキャラを確立させることは、売れるためにとても重要なことなんです。いったんキャラが確立すると、「あの店=○○ちゃん」という印象づけることができます。
また、「あのお店に面白いキャバ嬢がいるんだって」と話題になることもありますし、そういった評判が伝わって、TVや雑誌の取材を受けるなんてこともあるんですよ。
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キャラを確立させ指名数を激増させた有名元キャバ嬢
カリスマ的人気を誇った元有名キャバ嬢も、最初から指名がバンバン取れていたわけではありません。
ここからは、キャラを確立させたことで指名数を激増させて成功した、3名の元有名キャバ嬢を紹介したいと思います。
「愛沢えみり」さん
画像引用元:https://twitter.com/emirio9o1
歌舞伎町のNo.1キャバ嬢として、圧倒的な地位を築き上げ、2019年3月で引退した愛沢えみりさん。実は、お酒が全く飲めないキャバ嬢だったんです。
見た目はギャルな印象でお酒が飲めそうな雰囲気を持っているのに、実は飲めないというギャップが意外ですよね。
愛沢さんのようにお酒が飲めないキャバ嬢は、他に強みを作る努力を人一倍しています。
人気キャバ嬢に共通しているのは、とにかくトークが楽しいという強みです。お客さまのどんな話題にも対応できるように、日々のニュースはもちろん、趣味の話やマニアックな話題にも合わせられるトーク力を磨いています。
愛沢えみりさんは、シャンパンを開けてもらうことではなく、とにかくお客さまに楽しんでもらうことを最優先に考えて仕事をしていたのだそうですよ。
場の雰囲気を壊さないよう、ボトルを入れるか尋ねられた時には素直におねだりするといった、タイミングと言葉の工夫を重視していたんですね。
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「進撃のノア」さん
画像引用元:https://twitter.com/shingeki_noa
大阪の北新地で独自のキャラを確立させてきた、進撃のノアさん。
何と言っても一度聞いたら忘れられないほど、名前に強烈なインパクトがありますよね。
お客さまはキャバ嬢から何枚も名刺をもらうので、翌日には誰が誰だったか印象に残らないことも珍しくありません。どうすれば目立つことができるのかを考え抜いて、自己プロデュースする力に長けていたことがよくわかります。
進撃のノアさんの代名詞だったのが、シャンパンを飲み干した後に空けたシャンパンボトルをボーリングのピンに見立てて倒していくという「シャンパンボーリング」。
お店全体を「進撃のノアワールド」にしていく、巻き込みパワーですね。
インパクトのある名前と豪快な飲みっぷり、そして自由奔放な接客スタイルが話題となり、テレビ出演も増えてきます。
メディアでは型破りな接客ばかりが注目されがちですが、進撃のノアさんは「お客さまにをよく観察して、それに合わせる」という、キャバ嬢としての基本スキルを徹底的に実践されていたんですよ。
店全体を盛り上げる意識と、しっかりとした基本があったうえでのキャラ作りなんですね。
「門りょう」さん
画像引用元:https://twitter.com/ryo19891015
大阪・北新地でキャバ嬢だった9年間、一度もナンバーワンの座から落ちることがなかったという、門りょうさん。
2017年10月に引退され、その理由が結婚だったということにも驚かされましたね。
門りょうさんと言えば、何でもオープンに発言する奔放さや「アルマンド姉さん」と愛称がつくほど、とにかく「シャンパンを入れて当然、自分のためにお金を使ってくれて当たり前」という、キャバ嬢にしては珍しい「オラオラ営業」スタイルが有名でした。
これも徹底したキャラ作りで、お客さまとの信頼関係があってこそです。自分にできることを徹底的に覚悟を持ってやりきる、負けず嫌いな性格と行動力で数々の偉業を成し遂げてこられたんですね。
引退後も、インスタのフォロワー数が増え続け、今も憧れの存在として輝き続けています。
キャラ作りは自分の強みを活かそう
キャラを作るのは、キャバ嬢として結果を出すために必須の戦略だけれど、本来の自分と真逆のキャラにしたり、嘘で塗り固めて途中で設定がおかしくなってしまうような、そういう中途半端なキャラ作りは長続きしないのでやめましょう。
自分の強みを活かした、無理のないキャラであるのが大前提です。
キャラを演じている自分もお客さまも楽しくなる、そんなキャラを作っていくといいですよ。