キャバクラで働くなら体験入店は必須
キャバクラで働きたいと思っている女の子が求人情報を検索していたら、きっと「体入」というキーワードが出てくると思います。「体入」って、意味わかりますか?
「体入」は、「体験入店」を略した言葉です。
体験入店とは、キャバクラの面接を受けて合格した後、正式に入店して本格的に働き始める前に、お試しで短時間(だいたい3~5時間くらい)働ける制度のことを意味しています。
体験入店をすると、お店の全体的な雰囲気とか、キャスト、スタッフ、来店されるお客さまの客層などが何となくわかります。
また、求人サイトの募集要項に書かれている条件が正しいどうか、あいまいに書いてある部分を詳しく確認したり、自分がそのお店に向いてるか、合っているのかを肌で感じることができます。
「やっぱり無理」「自分にはちょっと合わない」と思ったら体験入店だけで終わることも可能。
体験入店は、女の子にとって基本的にメリットしかないのです。
体入荒らしにならないように注意
ただし、最初から継続して働く気がないのに、いろんな店舗で体入ばかり繰り返していたら、お店側から「体入荒らし」だと判断されてしまうこともあります。
日払いのバイト代を目当てに冷やかしで体入を繰り返すのは、いつか本気で働こうと思ったときの選択肢を狭くしてしまうのでおすすめしません。
そしてお店側にとっても、正式に採用する前に女の子の働きぶりを見て、キャバ嬢としてやっていけそうかどうかを判断できます。戦力にならないと思われたら、本採用に至らないこともあるので、その点は覚悟が必要ですね。
つまり、女の子とお店側が、お互いに合う・合わないを見極めることができる体験入店は、双方にとってメリットだらけなんです。
なので、もし女の子が一日でも早く働き始めたくて、「私は体入を省略していきなり本入店したいんです!」と言ったとしても、よほどの急募などお店側が急いでいる事情がない限り、お店側から体験入店をするように言われるはずですよ。
友達と体験入店することは可能だけど…
初めてキャバクラの面接を受けるのって、とても緊張しますよね。
体験入店するのは自分ひとりだと不安だけど、友達が側にいてくれたら心強いと考えて、友達と一緒に体験入店したいと思う女の子は多いんです。その気持ちは、私もすごくわかります。
結論から言うと、友達と一緒に体験入店をすること自体は可能なんですけど、100%できるという保障はありません。理由は、友達と一緒に面接を受けに行っても、2人とも採用されるとは限らないからです。
体入をするためには、まず面接を突破して仮採用されないことには、何も始まりません。一緒に体験入店したくても、1人しか仮採用にならなければ無理ですよね。そのことは頭に入れておく必要があります。
→初めての面接でこれも気になる!「キャバクラって年齢制限ある?体型は痩せてないと採用されないの?」
友達と体験入店をするのはおすすめしない
では、2人とも仮採用になった場合はハッピーなのかと言えば、残念ながらそうでもないんですよ。ここからは、友達と一緒に体験入店するのはおすすめしない理由を解説しますね。
体験入店後に正式に採用されるのが片方だけの場合がある
さっき、面接で2人とも仮採用になるかどうかわからないと言いましたが、それは本採用についても同じです。仮採用されて、仲良く体験入店したまでは良かったけれど、その後に正式に採用されるのが1人だけという場合があります。
お店側は体験入店の時間中に、働いてもらうかどうかを判断しています。特にキャバクラは外見を重視して選ぶ傾向が強い業界なので、もし1人だけ不採用になったとしたら、とても気まずい空気が流れて、友情にヒビが入ってしまうかもしれません。
仲の良い友達であればあるほど、一緒に体験入店するのは慎重に考えた方がいいと思います。
両方採用されたとしても待遇に差が出る可能性がある
もちろん、めでたく2人とも採用されることだってあります。でも、キャバ嬢の世界は単純に時給だけでお給料が決まるわけではないので、待遇に差が出る可能性は十分考えられます。
自分の待遇の方が悪ければ、やっぱり面白くないですよね。「なんで、あの子だけ?」っていう気分になるし、いろいろ不満も出てくると思います。
自分と友達の向いているキャバクラが同じとは限らない
たまたま友達につられて体験入店をして採用されたキャバクラが、本当に自分に向いているとは限りません。
その店の他のキャバ嬢との相性とか、来店されるお客さまの客層とか、友達には合っていても自分にはイマイチかもしれませんよね。
逆に、自分的にはすごく合っていると思うけれど、友達は合ってなさそうってなったときも、どちらか一人が我慢するのはしんどいですよね。かといって、また他のお店を探し直すのも面倒です。
本入店後キャストとしてライバルになり友達と揉める可能性がある
キャバクラは、実力主義の世界です。最初は仲の良い友達として励まし合ってがんばっていても、本入店後はキャストとしていつしかライバルになるのです。
時には、お客さまを奪い合うようなことなって、友達と揉める可能性もあります。同じ店でなければ、そういったことは起こりませんよね。
体験入店は“自分のため”にしよう
ナイトワーク未経験、初心者のときは1人でキャバクラというのは、不安も大きいと思います。
友達と一緒に2人で体験入店をしたら、最初は心強いかもしれませんが、友達と一緒じゃなかった方が良かったと感じるのは、きっと時間の問題です。遅かれ早かれ、後悔することになるでしょう。遊び感覚で大した覚悟もなく入店したら、結局あとで苦労するのは自分自身ですよ。
体験入店は、友達と合わせてノリでするようなものではなく、あくまでも自分が働きやすくて、長く続けられそうなるお店を探すのが目的です。ぜひ、自分のために体験入店をしましょうね。
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