新宿のキャバクラによくいる嫌なお客様とその対応策【キャバ嬢の実体験】

キャバクラに嫌なお客様はつきもの

キャバクラで働いていると避けられないのが、嫌なお客さまの存在です。キャバクラに来店されるお客さまには、もちろん、紳士的で尊敬できる、素敵なお客さまもいらっしゃいます。でも、割合で言うと圧倒的に嫌なお客さまの方が多いですね。

キャバクラに限らず、お酒を提供するナイトワークでは、そういうお客さまはつきもの。いくら嫌だなぁと思っていても、切っても切れない関係なのである程度は仕方ありません。

だから、嫌なお客さまにいちいちストレスを感じていたら、キャバ嬢は務まりません。キャバ嬢としてうまくやっていくには、事前に嫌なお客様がいることは覚悟しておいたほうがいいですね。

新宿のキャバクラによくいる嫌なお客様

私が働いている新宿歌舞伎町のキャバクラによくいる、嫌なお客さまのタイプはこんな人です。働きながら身につけた対応策も、合わせてお伝えしますね。

嫌なお客様1:ボディタッチと下ネタが激しい

キャバ嬢が一番嫌うのがしつこいボディタッチと下ネタです。
しかも、本指名も場内指名もしないくせに、やたらとしつこい人が結構います。

そういうしつこい人に限って、女の子にドリンクを飲ませないようなケチな人だったりするから、余計にタチが悪いです。警察に通報される前に、さっさと帰ってよと思いますね。

▶対応策

最初は、触ってくるお客さまの手の上に自分の手をそっと乗せながら、やんわりと止めます。

それでもエスカレートしたり、あまりにもベタベタとしつこく触ってきて、注意しても止めてくれないお客さまの場合は、最終手段としてボーイさんを呼ぶことになりますね。

下品で露骨な下ネタを連発してくるお客さまには、

〇〇さんみたいにスマートで男らしい人が、そんなこと言っちゃダメですよ

そういう下ネタを言わなかったら、私の理想の男性なんだけどなぁ

など、お客さまを褒めます。
そうすると男性は単純な人が多いので、だんだん言わなくなってきます。

先輩キャバ嬢は慣れたもので、ジョークで返したりオウム返しにしたりしながら、上手に対処していますよ。

嫌なお客様2:キャバ嬢を見下して説教してくる

女の子に説教をしてくるお客さまもすごく多いです。自分の娘と同じくらいの年齢の女の子を平気で口説いたりしているくせに、「お前はこんなところで働いていて、親は何も言わないのか。自分の娘だったら許さん」とか、エラそうに何様のつもり?って思います。

学歴アピールがすごい人もいて、「キャバ嬢は頭が悪くても稼げてラクでいいよな」とか、めちゃくちゃ失礼な話ですよね。

説教と自慢話が延々と続くと、時間が経つのが遅く感じます。心の中では「他には誰も聞いてくれる人がいない可哀想な人なんだなぁ」と思いつつ、できるだけ短く終わるように祈りながら接客しています。

▶対応策

説教をしてくるタイプのお客さまは、職場や家庭でのストレスのはけ口にしていることが多いですね。

年下の若い女の子にお説教することで、「俺はスゴイんだ、俺の方が偉いんだぞ」という小さなプライドを満たしているだけです。

否定や口答えをせずに無難な回答をしつつ耐えるのが一番です。

そうですよね、わかりました!

ご忠告ありがとうございます。よく考えてみます。

延長料金を払ってまで説教するような人は、めったにいませんから。

嫌なお客様3:ヘルプのキャバ嬢にしつこく連絡先を聞く

キャバクラでは、お客さまが指名している女の子以外のヘルプのキャバ嬢と連絡を取り合うのは、トラブルのもとになるので禁止されています。

それでも、指名の子が席を離れている間に、しつこく連絡先を聞いてくるお客さまは結構いらしゃいます。男の人って、何であんなに浮気性なんでしょうね。

▶対応策

指名キャストの名前を出すのが一番効果的です。
以下のようにとやんわり断りましょう。

ダメですよ~〇〇ちゃん(=指名キャストの名前)に言いつけますよ!

それでもしつこく聞いてくるお客さまには、下記のようにお店から禁止されているのだと伝えてハッキリ断ります。

ごめんなさい、お店に禁止されてるからできないんです。連絡先を教えたらクビになっちゃうので~

目先の指名ほしさにルールを破って、次回以降の指名をもらえたとしても、女の子からもお店からも叱られ、店を追い出されることもあります。長い目で見たら、決して得にはなりません。

キャバ嬢なら誰でも、自分の大切なお客さまのヘルプは信頼できるキャストに任せたいと考えています。

ルールを守った接客を徹底する姿勢は、皆がちゃんと見てくれているものだし、憧れの先輩キャバ嬢に迷惑をかけたくないので、私はルール違反をしようなんて絶対に思わないですね。

嫌なお客様4:不倫を持ちかけてくる

妻子持ちなのに不倫を迫ってくるお客さまもいらっしゃいます。枕営業をすること自体、キャバ嬢にとってリスクが大きいですが、お客さまが既婚者の場合は、さらにリスクが高まります。

肉体関係を結んでしまうと、相手の奥さまから訴えられることもあり得ます。多額の慰謝料を請求される可能性もあるので要注意です。

▶対応策

キャバ嬢は、不倫で失うものの大きさを知っています。奥さまにバレた時のリスクがいかに大きいのか、お客さまに伝えて自重してもらいましょう。アフターや同伴にも安易に応じないといった、自己防衛もしておくほうがいいですね。

あとは、指名がなかなかもらえないとか、売上が上がっていない時は、焦りからつい応じてしまう心理状態になりがち。

そうならないためにも、日頃から自分磨きに励んで、キャバ嬢として毅然とした態度で接客できるよう、努力あるのみです。

キャバ嬢ならスルースキルを身につけよう

新宿のキャバクラによくいる、嫌なお客さまのタイプと対応策をご紹介してきました。

ここに挙げた以外にも、嫌なお客さまのあるあるネタは尽きないくらい、本当にたくさんありますよ。でも、あからさまに嫌なそぶりをしたり、顔や態度に出すわけにもいきません。

キャバ嬢として働く中では、いろいろなお客さまの相手をする必要があります。苦手意識を持たないよう、常に笑顔で華麗にスルーするスキルを身につけないと、キャバ嬢の仕事はやっていけません。身につけたスルースキルは、他の場面でも何かと役立ちますよ。

しっかり稼ぐためには、嫌なお客さまの対応も仕事のうちと割り切って、休日に美味しいもの食べたりエステに行ったりして、上手にストレスを発散しながら乗り切りましょう。

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