キャバクラで『本指名』に繋げるには『場内指名』の際の接客が大事!

キャバクラで「本指名」を取ることは圧倒的に難しい

キャバクラでは、1人のお客様に対して1人の女の子が席につく、1対1の接客スタイルが基本です。

キャバクラで働き始めたばかりの新人の頃は、なかなか指名が取れなくて困ることも多いと思います。先輩や同僚のお客さまを奪い取るようなこともできないし、自力で新規のお客さまを獲得するは本当に難しいです。

もともと他店で売れっ子だったキャバ嬢が、移店して最初から指名が取れるというケースはあるけれど、キャバクラ勤務経験が浅い新人キャバ嬢だったり、未経験からキャバ嬢を始めたという子が、いきなり本指名を取ることは圧倒的に難しいですね。

実際、私もガールズバーでは働いたことがあったとはいえ、キャバ嬢未経験でいきなり歌舞伎町のキャバクラから始めたので、最初はものすごく苦労しました。

「本指名」と「場内指名」の違い

来店されるお客さまには、指名客とフリー客の2種類のパターンがあります。

指名客の場合は、指名を受けたキャストがずっと接客をして、入れ替わりません。
フリー客の場合は、複数のキャストが入れ替わりながら接客をします。

キャバクラでの指名のしかたには、「本指名」と「場内指名」の2種類があります。
違いがイマイチわからない人のために、簡単に説明しますね。

▶本指名

「本指名」は来店した時点で、どのキャバ嬢を指名するかを決めてこられているお客さまの指名方法です。初回来店でいきなり「本指名」をするお客さまも稀にいらっしゃいますが、途中で指名の変更ができないお店もあるので、リピーターのお客さまがほとんどですね。

▶場内指名

「場内指名」は、来店時には指名のないフリー客から、店内で指名を受ける指名方法です。入れ替わりでついたキャストの中から気に入った子を指名する場合や、最後についたキャストを延長したい場合も、場内指名ということになります。

場内指名から本指名に繋がらない理由

本指名を取るのは、決して簡単なことではありません。
でも、場内指名はもらえるようになったけれど、なかなか本指名に繋がらないというのには、必ず理由があるんです。

ここからは、その具体的な理由を解説していきますね。

料金に見合う接客サービスができていない

お客さまにとって、キャバクラで支払う料金はセット料金だけではありません。指名をしたら、当然ですが指名料金も追加されます。

「本指名」で来店した場合、「場内指名」をするよりも高額になるので、支払う料金に見合った接客サービスを受けているという満足感がないと、本指名をしたいとは思っていただけません。

「場内指名」をもらっただけで浮かれて安心しているようでは、本指名は獲得できないですよ。「また会いに行きたい」と思っていただける、営業力が必要になってきます。お礼のメール・メッセージはもちろん、ちょっとした近況報告やお店での会話の続き的な話題など、こまめな連絡は欠かせません。

「お値段以上」と感じていただけるような接客サービスを意識しましょう。

「本指名」を取るために必死

こまめな連絡や営業力が必要と言っても、あまりに露骨で必死すぎると、お客さまは引いてしまわれます。

お客さまはあくまでもお試しとして場内指名をしただけなのに、「次は絶対に私を本指名をしてね」という圧がすごかったり、アピールが過剰だったりすると、うんざりされるでしょう。

また、本指名をもらいたいための嘘くさくてわざとらしい接客は、お客さまも見抜いていらっしゃいます。熱心な営業力は必要ですが、絶対的な正解があるわけではありません。
お客さまに合わせた細やかな気配りや、連絡の取り方に工夫をするのが大切だということを忘れないでくださいね。

場内指名は最初の数分の会話が大事

場内指名をもらうためには、限られた短い接客時間の中でも「この子ともっと話したいな」「なんとなく雰囲気がいいな」などと思ってもらえるよう、印象に残る接客をする必要があります。

1人が接客する時間は10~15分くらいなので、最初の数分の会話が大事になってきます。名刺にメッセージを書いて渡すのも効果的ですよ。

場内指名をくださったお客さまは、少なからずそのキャストに興味を持たれたということ。なので、その興味や好感度を「次も指名しよう」と思わせて本指名に繋げるには、とにかく「この子と一緒にいると楽しい」と感じてもらうことが重要です。

なので、お客さまに合ったポジティブな会話を提供して、心をギュッと掴んで離さないようにしましょう。

本指名に繋がらなくてもお客様を大切にしよう

お客さまは、キャバ嬢たちの立ち居振る舞いをよく見ておられます。テーブルについている間はもちろんですが、席を離れてボーイさんや同僚のキャバ嬢たちと話している姿や言葉遣いも、案外見られているんですよ。

本指名に繋がらなさそうなお客さまであっても、態度に出さず常に丁寧な接客を心がけることがとても大切なんです。

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