キャバクラには寮を完備しているお店もあるけどトラブルが多い
キャバクラには、寮を完備しているお店もあります。
部屋探しの苦労をせずに済むので助かる半面、出勤日数やノルマなど勤務条件が厳しくなるケースが一般的です。また、寮生活特有のトラブルも多いと聞きます。
具体的にどんなデメリットやトラブルがあるのか、詳しくお伝えしていきますね。
ブラック営業が基本の悪徳キャバクラに※要注意※【求人選びがキモ】
複数人で部屋をシェアするケースがある
ナイトワークの寮の中には、会社名義で借りている部屋を、複数人でシェアさせているケースがあります。
いくら同じお店で働いているとはいえ、店から決められたメンバーが同じ部屋でシェア生活するのと、仲の良い友人がシェアハウス暮らしをするのとは訳が違いますよね。一人暮らしのようなプライバシーはありませんし、ハッキリ言って揉めごとが起きやすい環境です。
同じマンションの住民は同業者が多い
キャバクラの寮は、お店がひとつのマンションを借りて、女の子をそこに住ませてくれるというわけではありません。
たいていは、ワンルームや1Kの審査が比較的緩めの物件を、お店から紹介されるというパターンです。入居者には近隣の他のお店で働いているキャバ嬢など同業者の人が多いですね。
また、キャバ嬢だけでなく、ホストや風俗嬢など夜の世界に身を置いている人が中心で、訳アリな人も珍しくないですよ。
深夜・早朝に酔っぱらったホストが大声で騒ぎながら帰ってきたり、建物の前に車が何台も止まっていたり、騒音トラブルはしょっちゅうです。
部屋自体の壁の薄さも原因だけれど、室内でケンカをしている声が聞こえてくることもあります。ゴミ出しのマナーも良くない人が目立ちますね。
鍵の交換をしていない寮が多い
お店で借り上げている部屋を寮として貸し出している場合、部屋に住む女の子が入れ替わる際に鍵の交換をしていない寮が多いです。
一般的な賃貸物件であれば、退去時に鍵を返却して、鍵の交換を終えてから次の入居者が入居という流れが普通だと思います。
でも、キャバクラの寮は突然姿を消す女の子も結構いるみたいで、短期間での入れ替わりが激しいから、その度に鍵を交換していられないっていう発想なのかもしれません。
前の入居者のトラブルに巻き込まれたら嫌だなぁとか、正直セキュリティに不安を感じますね。私はこの点がすごく気になるので、心配性な人には特に寮生活はおすすめしません。
寮費が相場よりも高い
気になる寮費ですが、基本的にはエリアの家賃相場が目安です。
ただ、敷金礼金や仲介手数料といった初期費用分をお店側が負担しているので、その分を月々の相場に上乗せされるケースが多いみたいです。結果として、エリアの家賃相場よりも2~3万円くらい高くなると思っておくと、だいたいの目安になりますね。
あと、気をつけたいのがお給料を日払いOKにしているお店でも、寮に入っている女の子には日払いできる金額に制限があったり、そもそも日払い不可だったりするので、入居を決める前によく確認しておきましょう。
キャバクラの寮より賃貸物件を借りた方がいい
キャバクラの寮に住むのは、何かとデメリットやトラブルが尽きないので、自分で賃貸物件を借りた方がいろいろな面でおすすめです。でも、現実的にはキャバ嬢という仕事は、入居審査に通りにくいという問題があります。
ここからは、キャバ嬢が賃貸の入居審査に通りにくい理由について解説していきますね。
キャバ嬢(夜職)は賃貸の入居審査に通りにくい
ナイトワークで働いている人にとって、アパートやマンションの賃貸契約をしたいと思っても、入居審査に通らず断られるケースが結構多いのが悩みです。
キャバ嬢が賃貸物件の入居審査に通りにくいのには、3つの主な理由があります。
①収入の不安定さ
賃貸物件マンション・アパートの入居審査の最大のポイントは「収入の安定性」です。
キャバ嬢はお給料の支払い形態が月給制でなかったり、歩合給の割合が高いなど毎月の収入の変動が大きくて、離職率も高い傾向があります。
キャバクラや、ガールズバーなどナイトワークで働いている女性は、どうしても収入が不安定だと見られがちで、審査の評価が低くなってしまうので。
在籍しているお店の規模や知名度があって、営業年数が長い場合などはプラス評価になるケースもあり得ます。
②ナイトワークという職種
ナイトワークで働いている人は、昼間に働いている人とライフスタイルが異なるので、深夜の騒音問題など近隣トラブルが起きやすいという理由で、職種NGとされてしまうケースがあります。そもそも最初から入居審査すらしてもらえない、という場合も残念ながらよくある話なんです。
ただ、新宿、渋谷、池袋、上野など歓楽街に近いエリアでは、比較的探しやすいですね。特に、新宿歌舞伎町周辺エリアだと職種NGにはなりにくいです。
むしろ、静かな環境を好む人からは不人気なエリアなので、オートロック、バス・トイレ別、独立洗面台など魅力的な条件の揃った掘り出し物の物件に出会えることもあります。
③連帯保証人が見つからない
賃貸マンション・アパートの契約時には、連帯保証人が必要となるのが一般的です。親族と疎遠になっている人や、ナイトワークで働いていることを内緒にしている場合など、連帯保証人になってくれる人を見つけられずに苦労するというケースがとても多いです。
連帯保証人を用意することが難しい人は、家賃保証会社を利用できる物件を選ぶといいですよ。
水商売専門の不動産業者を利用する
画像引用元:https://r-chintai.biz/
キャバ嬢がお部屋探しをするときは、ナイトワークをしている人たちの仲介実績が豊富な不動産屋さん選ぶようにしましょう。
ナイトワーカーやフリーターなどをしている人をターゲットにしている不動産屋さんは、審査がやさしくて賃料も安い物件の情報をたくさん持っています。審査が通りやすくて簡単に入居できる物件を、経験豊富なスタッフが親身になって紹介してくれますよ。
TBSのバラエティ番組「有吉ジャポン」でも取り上げられたことのある「みずべや」や、「小悪魔ageha」でも紹介されている「R(アール)」など、水商売専門にしている不動産業者を利用するのが確実でおすすめです。